北京市は、2008年オリンピックを控えて公共衛生の安全を確保するため、伝染病や微生物などに対して、病院から公共の場所、さらに消費市場にまで監視を強化することになりました。
北京市衛生局の責任者・趙涛氏は27日、「北京オリンピックの開催期間は夏に当たるため、下痢など胃腸の伝染病が発生しやすい。したがって、伝染病の発生を防止するため、監視の対象をこれまでの病院から消費市場にまで拡大する必要があり、対策をスタートさせた」と述べました。
それによりますと、ある地区で、スーパーマーケットのトイレットペーパーの消費量が大幅に増加したり、薬局で下痢止めの薬がよく売れたりする、胃腸の伝染病が発生している兆しが表れた場合、その地区の疫病コントロールセンターは、ただちに伝染病に関する調査を始め、対応措置を取ることが義務付けられるということです。(翻訳:鵬)
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