ロシアのラブロフ外相は20日、「国際関係の中で一国主義を堅持することは、国際社会における多くの国にとって受け入れられないことであり、前途がないことでもある」と述べました。
ラブロフ外相はこの中で、「一部の国は、国際関係の中で"単独"で政策を取っており、国際社会の法的基礎に悪い影響をもたらした。その結果、懸案の問題が解決しないうちに新たな問題が絶えず現れ、治安問題も深刻になってきている。こうしたことが、軍備競争を助長している。国際関係がターニングポイントにある現在、その関係を再びイデオロギー化或いは軍事化させるべきではない」との考えを示しました。
ラブロフ外相はまた、「ロシアは、アメリカがヨーロッパにミサイル迎撃システムを配備する計画やNATO・北大西洋機構の東側進出などに対し深い憂慮を示す。しかし、ロシアは、軍備競争には巻き込まれないし、全ての挑戦と脅威に慎重に対処していく」と語りました。
(翻訳:洋)
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