パレスチナ自治政府のアッバス議長は15日夜、自治政府内閣が総辞職したことを受けて、その首相であったハマスの指導者ハニヤ氏に新しい民族連立政府の組閣を要請しました。
アッバス議長は、国際社会の関連決議とPLO・パレスチナ解放機構が調印した諸協議を尊重し、そしてパレスチナとイスラエルが調印した諸協議を遵守するようハニヤ氏に求めました。
ハニヤ氏は組閣の要請を受けたあと、この日からパレスチナ各派と交渉をはじめ、できるだけ早く連立政府を組閣すると表明しています、
別の報道によりますと、ホワイトハウスのスノー報道官は、この日、「これからのパレスチナの政府は、イスラエルの生存権を認め、イスラエルを標的とした暴力活動を中止し、更にパレスチナとイスラエルが結んだ諸協議を受け入れなければならない」と強調しました。
また、トルコを訪問したイスラエルのオルメルト首相はこの日、「間もなく成立するパレスチナ政府は、中東問題に関係する国連、ロシア、アメリカとEU(欧州連合)の四者が打出した原則と主張に基づき、暴力を放棄し、イスラエルを承認し、パレスチナとイスラエルが調印した和平協議を受け入れるべきだ」と述べました。
(翻訳;林涛)
|