中国の中央銀行である中国人民銀行が9日発表した去年の第四四半期通貨政策実施状況報告によりますと、国内外の経済環境とマクロ規制による各政策の実施という総合的な作用の下に、今年の経済成長のテンポは、はやや下がる見込みだということです。
この報告は、「経済成長のテンポがやや下がるものの、経済成長を促す原動力は依然として強く、国民経済は先般的にはなおも安定した発展振りを保っていく。当面、投資と信用貸付の減少という傾向は変わる可能があり、国際収支のアンバランス状態はなおも際立っており、インフラによる圧力はいくらか強まり、消費率は低く、預金率が高すぎるという構造的矛盾などは経済の持続的な発展を制約する要素となっている」と指摘しています。
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