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業界専門家は今年の北京の自動車市場について、「今年は車の買い替え年」とみています。中国汽車工業諮訊公司アナリストの賈新光氏は5日、北京自動車市場はすでに飽和状態に近づいており、買い替えを予定しているマイカー所有者が新車購入の主流となると語りました。北京亜運村自動車市場の消費者意識調査でも同様の結果が出ており、30%以上のマイカー所有者が、今年、新車への買い替えを計画しているということです。「北京娯楽信報」が伝えました。
自動車業界の研究分析を長い間行なってきた賈新光氏は、北京自動車市場では昨年、それまで数年間続いてきた50%といった伸び率は見られなかった上、実際の新車購入者の80%以上は、すでに車を所有している人だと指摘しています。「初めて車を買う人も一定の割合を占めているが、買い替え客が新車購入の主流であるという事実は軽視できない。長年にわたり40ー60%という高成長を続けてきた北京自動車市場だが、昨年の伸び率は約30%にとどまり、ここ5年で最低だった」と賈氏は語りました。
北京における昨年の市場実績も、「今年が買い換え年」という賈新光氏の予測を裏付けるものです。調査によると、北京では昨年、計71万4200台の自動車が売買され、このうち新車販売台数は39万2千台(前年同期比12%増)でした。一方、中古車の取引台数は32万2千台と、前年同期の20万5千台に比べ57%増加しました。この数字をもとにすると、北京では新車販売数と中古車販売(名義変更)数の比率が100:83となります。
「人民網日本語版」より
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