中国語ブームが世界的に広がっている今日、外国人の中国語学習を支援するため、中国政府は中国語の普及に力を入れ、世界に孔子学院100箇所を設立する計画を取り込んでいます。
中国教育省によりますと、「中国語を勉強している外国人は4000万人で、2010年には1億人を突破することになる。この内、中国で留学する外国人は10年前の36000人から2006年の11万人となった」ということです。
しかし、ある専門家は「この中国語ブームは中国の文化の影響力ではなく、経済の影響力によるものだ。中国文化産業の巨額の貿易赤字はこのことを示している」と話しています。
また、中国文化省の統計によりますと、「日本と韓国の文化産業は世界文化市場の13%を占めているが、中国と他のアジア諸国を合わせてもわずか6%に過ぎない」ということです。
2008年の北京オリンピックは中国にとって「中国は世界工場であるだけではない」ということを証明する絶好なチャンスです。2006年9月に、中国政府は「国家第11次5カ年計画文化発展要綱」を制定し、対外文化交流を強め、対外文化貿易を拡大し、中国文化を世界に広める構想の実現を目指しています。
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