商務部は28日北京で記者会見を行い、「中国サービス貿易発展報告2006」を発表した。
同部服務貿易司の胡景岩司長は記者会見で、今年の中国サービス貿易の発展状況を説明した。今年上半期の国際収支統計におけるサービス貿易額(政府によるサービスを除く)は、輸出が400億4千万ドルで前年同期比17%増加し、輸入は457億3千万ドルで同19%増加した。また上半期のサービス貿易には次の3つの特徴がみられた。
(1)サービス貿易は前年に引き続き緩やかに増加するとともに、貿易赤字が拡大した。サービス貿易額は857億8千万ドルで前年同期比18%増加し、増加率は同7ポイント低下した。貿易赤字は同44%増加の57億ドルに達した。
(2)観光と輸送が引き続き中心を占めるとともに、新興のサービス貿易の割合が上昇した。サービス輸出全体に占める観光輸出の割合は36%で前年同期比5ポイント低下し、輸送輸出は23%で同3ポイント上昇した。コンピューター情報サービス、コンサルティングサービス、広告・宣伝サービスといった新興サービス貿易の輸出額合計がサービス輸出全体に占める割合は、前年同期比4ポイント上昇した。
(3)サービス貿易輸出入市場が極度に集中しており、市場ランキングの上位3位には香港、米国、日本が名を連ねた。輸出国・地域ランキングの上位5位は香港、米国、日本、台湾、韓国。輸入国・地域ランキング上位5位は香港、米国、日本、韓国、澳門(マカオ)。(編集KS)
「人民網日本語版」より
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