商務部は28日北京で記者会見を行い、「中国サービス貿易発展報告2006」を発表した。
同報告は世界貿易機関(WTO)の要請に応じて初めて作成されたもので、国際収支統計におけるサービス貿易データから政府によるサービスの部分を除外するとともに、各国の地域・産業分類に基づく対中国サービス貿易データについて詳細な分析を加えている。統計によると、05年の中国サービス貿易は総額1570億8千万ドルに上り、うち輸出額は739億1千万ドル、輸入額は831億7千万ドルだった。
報告によると、05年の対外派遣労働者数は27万4千人で、年度末時点で56万5千人が海外就労している。
報告がまとめたデータによると、1982年から2005年にかけて、中国のサービス貿易輸出額は約30倍に増加し、年平均増加率は15.9%に達し、世界ランキングは輸出が82年の28位から05年は8位に、輸入が82年の40位から05年は7位に躍進した。しかし同期間のサービス貿易輸出額が輸出額全体に占める割合は、常に10%以下で世界の平均水準の半分ほどに過ぎず、サービス貿易は貿易赤字の状態が長期間続いている。(編集KS)
「人民網日本語版」より
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