中国外務省の秦剛報道官は19日、北京での定例記者会見で、アメリカとインドの原子力協力問題について、「各国が行っている平和的な原子力協力は、核拡散防止条約（NTP）の原則と有効性を守ることにプラスとなるべきだ」と述べました。

　アメリカのブッシュ大統領は18日、ホワイトハウスでアメリカとインドの民生用原子力協力法案に署名し、インドに民生用核燃料と核技術を輸出することを正式に承認しました。これに先立って、この法案はすでにアメリカ議会で批准されています。ところで、アメリカの関連法によりますと、アメリカは核拡散防止条約に加盟していない国に対しては核技術を輸出することができないことになっていますが、インドは未だに核拡散防止条約に署名していません。