イスラエルのオルメルト首相はこのほど、イランが国際社会の要求を顧みず、引き続き核計画を進めていることを指摘し、イランに軍事攻撃を加える可能性があると述べました。
最新のドイツ雑誌『シュピーゲル』によりますと、オルメルト首相が『シュピーゲル』の取材を受けた際、国際社会に効果的な方法でイランの威嚇を阻止するよう求めると共に、国際社会が取る手段はこれまでよりもっと強硬なものにすることを希望しました。また、イラン核問題の解決には軍事的な手段を排除したのか、という質問に答えた際、オルメルト首相は「あらゆる手段を排除しない」と答えました。
国際社会からの圧力を受けていても、イランは核計画を中止する姿勢が見られません。イランのアハマディ・ネジャド大統領は9日、テヘランで「イランはすでに中部のある原子力工場で遠心分離器を据え付けはじめ、ウラン濃縮の生産規模を拡大していく」と述べました。
|