アナン国連事務総長は声明を発表し、国際法を遵守し、軍事行動で民間人に傷害を加えないことを確保するようイスラエルとパレスチナ双方に呼びかけると共に、遭難者の遺族に慰問の意を表しました。

　アラブ諸国連盟のムーサ事務局長は声明を発表し、イスラエルのガザ地区住民への砲撃を厳しく非難した後、国際社会、とりわけ中東問題と関連する4ヵ国に対し直ちにパレスチナとイスラエルの衝突に関与し、イスラエルの軍事行動を阻止するよう呼びかけました。

　エジプトのアブルゲイト外相は、「イスラエル軍のガザ地区への砲撃は、『不道徳で残忍きわまる』行為だ。イスラエル軍の行為は許されないことで、イスラエルの平和と安定にマイナスになる。平和交渉は、安全と安定　を実現する唯一のルートである」と述べました。

　EU・欧州連合の輪番議長国であるフィランドは8日、声明を発表し、イスラエル軍がガザ地区を砲撃し、多くの住民を死亡させたことに驚きました。声明はガザ地区での軍事行動を停止するようイスラエルに要求したほか、イスラエル領内にミサイルを発射しないようパレスチナ武装勢力に要求しました。

　EU対外関係担当のワルデネン委員とEU共通外交安全保障上級代表ソラナ氏も声明を発表し、国際的人権の尊重を踏まえて最大限の自制を保つと共に、和平交渉の再開に努力するよう関係方面に呼びかけました。

　赤十字国際委員会もこの日、ジュネーブで声明を発表し、イスラエルの軍事行動によってもたらされた結果に驚きを表すと共に戦時中、民間人を保護する国際的人道主義法を遵守するようイスラエルに呼びかけました。