中国全国人民代表大会常務委員会の呉邦国委員長は2日香港で、「祖国大陸は、香港にとって、長期的な繁栄と安定を維持する後ろ盾となっている。香港の発展に対して、中央政府は、自信を持っている」と述べました。
この日の午後香港入りした呉邦国委員長は、香港特別行政区政府が主催した歓迎レセプションに出席し、その中で「香港が祖国に返還されてからこの9年間、もともとの経済制度と社会制度、生活様式、それに法律はほぼ変わっておらず、香港住民が法に基づいていろいろな自由と民主的権利を享受でき、海外の投資者の利益が確実に保障されている。香港が世界で最も自由で、最も開放的な経済体と、最も活気に溢れる地区のひとつだと、国際社会は認めている」と述べた上で、「香港特別行政区政府と社会の各界は、香港の全般的利益と長期的利益を維持することを重んじて、一部の問題で存在している矛盾と意見の食い違いを適切に処理し、調和の取れた社会を作るよう努力すべきだ」と強調しました。
さらに、呉邦国委員長は「中央政府は、香港の発展や香港の住民に関心を寄せている。現在、香港社会の安定や経済の成長、それに生活の改善を得たのは容易なものではない」と語りました。(12/02)
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