パレスチナ自治政府のアッパス議長は30日、「パレスチナの連立政府樹立についての交渉はすでに行き詰まった」と述べました。
これに対し、ハマスの指導者でもあるハニヤ首相は、「交渉は最終的はに成果を上げるだろう」としています。
アッパス議長はこの日、ヨルダン川西岸のジェリコでアメリカのライス国務長官と会談後の記者会見で、「これまでの6ヶ月間、パレスチナ側は連立政権樹立のために大きな努力を払ってきた。しかし、その目標を達成することは出来なかったばかりではなく、パレスチナに対する国際社会からの封鎖を解除させることも出来なかった」と述べました。
これに対し、ライス国務長官は、アッパス議長が連立政府樹立のために払った努力を評価し、「アメリカは一段と努力し、中東和平プロセスを推進させていくつもりだ」と述べました。
この日、エジプトを訪問中のハニヤ首相はカイロで、「交渉の扉は閉まることはなく、成果を上げずに交渉が終わることはないだろう」と述べました。(翻訳:董燕華)
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