世界最大の民間旅客機となるエアバス社の「A380」(MSN002号機)が22日午後、テスト飛行のため広州市の白雲空港に着陸した。
エアバス社の提供したデータによると、同機は3階建てで1階が貨物室、2ー3階が客室となる。全長73メートル、全幅79.75メートル、全高24.1メートル(7階建てビル相当の高さ)。収容能力はデラックス型の座席配列で555人、エコノミー型で840人。
同機は23日に北京と上海に向けて出発する。
エアバス中国公司財務部の徐玲さんは今年9月、乗客を乗せての長距離飛行テストに参加した際、初めて同機を体験した。徐さんは「最も強く感じたのは広くて快適だということ。客室一階から二階へつづく階段は3人がすれ違うことができるほどに広く、また各階にソファーが置かれた公共ゾーンがあり、ここでおしゃべりを楽しめる。飛行時の騒音は非常に小さい」と話す。
同機は現在、世界の航空会社15社から166機を受注している。
現在のペースだと、早ければ来年にもシンガポール航空が同機の利用を開始する。中国は08年以降、中国南方航空に第1機が引き渡しされる見込みで、中国の乗客もいずれこの超大型機の乗り心地を自ら体験できるようになる。
「人民網日本語版」より
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