ベトナムのハノイで開かれるAPEC ・アジア太平洋経済協力第18回閣僚会議に出席している中国の李肇星外相は16日、日本の麻生太郎外相と会談しました。
李肇星外相は「安倍首相の今回の中国訪問は成功を収めた。中日関係の雰囲気は著しく改善され、正常な軌道に戻った。これは双方が共に努力した結果であり、非常に得がたいものだ」と述べ、さらに、双方が共に努力し、両国間の敏感な問題を適切に処理し、両国関係の大局に対する影響を防ぐよう希望しました。
麻生外相は、この勢いを推進させていく考えを示し、さらに、台湾問題における日本政府の立場が如何なる変化もなく、日中共同声明などの政治文書の原則に基づいて台湾問題を処理する態度を表明しました。
このほか、双方は、今年中に両国学者の第一回歴史共同研究会を開くことに同意しました。双方はまた、中日共同声明などの3つの政治文書の原則及び、歴史を正視し、未来に向う精神に基づいて、両国の歴史共同研究を行い、二千年以上にわたる中日往来の歴史や、近代の不幸な歴史、及び戦後60年間の中日関係の発展に対する両国学者の共同研究を通じて、歴史に対する客観的な認識を深め、相互理解を強化させるべきだと見ています。
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