中国工程院の会員でもある建築・都市計画学者の呉良鏞氏は4日北京で、「経済のグローバル化の中で、中国の都市化の道は、地元文化の発展を重視すべきだ」と指摘しました。
これは呉良鏞氏がこの日開かれた都市発展に関するフォーラムで述べたものです。呉良鏞氏はその中で、「西側の建築と都市発展への盲目的な崇拝により、中国では、同じような顔をした都市が生まれつつある」と指摘した上で、「都市化プロセスの中で、中国は文化の多元化を堅持し、世界的な影響力のある文化によって地域文化を抹殺するようなことはしてはならない。中国の地方文化や地域文化を継承したうえで、それをさらに高いレベルまで引き上げ、特に、麗江や大理、鳳凰など独特な特色を持つ都市はそれぞれ独自の発展モデルを模索しなければならない」と語りました。
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