ロシアのラブロフ外相は23日モスクワで、「ロシアはイランとの核問題交渉の再開に全力を上げる」と表明しました。一方、この日、イランのアハマディネジャド大統領は、「イランは核開発計画の問題で譲歩することはあり得ない」と改めて強調しました。
ラブロフ外相はこの日、EUの対外関係・欧州近隣国政策担当のフェレロワルトナー委員と会談した中で、「イラン核問題について交渉する可能性は依然として残っている。各関係方面はイラン核問題について交渉を続けるべきだ。また、国連安保理とIAEA・国際原子力機関の枠組内で達成した合意を尊重すべきだ。EUが外交ルートによってイラン核問題を解決するよう希望する」と述べました。
別の報道によりますと、イランのアハマディネジャド大統領はこの日、「いくつかの国がイランに対する制裁を行なうと威嚇している。しかし、イランは核開発計画で譲歩することはあり得ない」と述べました。また、イラン政府のエルハム報道官は、「イランは、国際法の枠組内で、核問題について交渉したい」と述べました。
さらに、イラン核交渉のラリジャニ首席代表はこの日、「横暴なやり方でイランの核問題を処理しないよう」西側各国に警告しました。
|