パレスチナ自治政府のアッバス議長は19日、「イスラム原理主義組織ハマスが指導するパレスチナ自治政府の前途に関わる重大な決定を行なう」と述べました。
アッバス議長はこの日、ヨルダン川西岸の都市ラマラで、「新しい内閣をつくる問題についての決定を行なう準備を整えた。新しい政権は、パレスチナを西側諸国の経済制裁から抜け出させるという国際社会の要望を満たすことが出来るものだ」と述べました。
アッバス議長のこの話は、ハマス政権を解散することを意味しているのではないかと見られています。これに先立って、アッバス議長は、パレスチナの専門家や学者からなる政府をつくる意向を明らかにしましたが、ハマスはこれに冷たい反応を示していました。
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