アラブ諸国連盟のパレスチナ事務担当のスゥバィハ事務次長は3日カイロで、パレスチナ各派の間で起きた衝突に憂慮を示した上で、直ちに武力紛争を止め、統一したパレスチナの立場で世界と対話を行うよう各派に求めました。
その際、スゥバィハ事務次長は、「アラブ連盟は、パレスチナ問題の解決に努めてきた。それをめぐって、アラブ国家の首相会議を4回も開き、パレスチナ問題に関する提案を国連に提出した。しかし、パレスチナ各派の衝突は、アラブ連盟の努力を台無しにしている」と指摘しました。
また、エジプトの通信社MENAの報道によりますと、エジプトのアブルゲイト外相はこのほど談話を発表し、「パレスチナの国内紛争は、パレスチナ人民の日常生活だけではなく、パレスチナ問題を解決する政治的プロセスにも悪影響を与えた」と述べました。
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