アメリカ情報界はその最新報告で、「イラク戦争は新たな過激主義の激化をもたらし、テロ情勢を悪化させた」と述べています。
この報告は、2003年のアメリカによるイラク戦争発動以来、情報界が世界の反テロ情勢をまとめた初の正式な報告です。
アメリカの新聞「ワシントン・ポスト」などによりますと、この報告は、ブッシュ大統領がこれまで何度も強調してきた「イラク戦争は対テロ戦争の勝利獲得にとっては非常に重要だ」との見解と全く反対の結論を出しています。
この報告は、「イラク戦争は、過激組織に勢拡張での口実に利用されている。現在、世界でのテロリストの増加速度はアメリカとその同盟国によるテロリストを取締の速度よりはるかにはやい。『9・11』多発テロ事件以来、テロ事件は全体としては減ってはおらず増えている」と指摘しています。
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