第61回国連総会に出席している中国の李肇星外相は、22日の一般討論で演説し、国際問題に関する中国の立場を明らかにしました。
朝鮮半島の核問題について、李肇星外相は、「対話を通じて意見の食い違いを減少させ、障害を乗り越えて共同声明を段階的に履行することは、朝鮮核問題を解決する唯一の道である。関係各国が冷静な態度をとり、柔軟性を保ち、6ヵ国協議を一日も早く再開することを期待している」と述べました。
また、イラン核問題に触れた際、李肇星外相は、「中国は、核拡散防止制度を堅持し、イラン核問題の平和解決を図り、中東地区の平和と安定を促進することを主張すると同時に、また、原子力の平和利用に対する各国の合法的権利も充分に尊重されるべきである」と述べました。
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