19日、中国政府は、ミャンマー政府に500トンの無償援助のお米と５０万元のマラリア治療薬品を渡しました。これは、ミャンマーがケシに変えて農作物の栽培を実施することを援助するため中国政府が提供する援助の一部です。

　中国は、ミャンマー北部地区で栽培されたケシによる麻薬被害の主な国です。ここ数年、中国と国際組織などの支援の下で、ミャンマー政府は、ケシ栽培の禁止に力を入れています。このためミャンマー北部のケシの栽培面積は年々大幅に減っています。ミャンマー政府の求めに応じて、中国政府はミャンマー北部地区の食糧不足を緩和させるため、ミャンマー政府に１万トンのお米を提供することに同意しています。

　１９日、中国はミャンマーに５００トンのお米を提供し、残るお米は１０月中旬までに引き渡します。また、中国は、５００万元を、ケシに取って代わって農作物を栽培するミャンマー北部コカン地区に提供する計画です。１９日、５０万元のマラリア治療薬品を渡したことはこの計画の中の一部です。