中国の温家宝首相は15日、タジキスタンの首都ドゥシャンベで開催された上海協力機構第五回首相会合の席上、加盟各国による実務的協力の強化を主張したあと、テロリズム、過激主義と分裂主義が生まれる社会的基盤を取り除き、中央アジア地区の長期の安定を確保することは、上海協力機構が健全な発展を続けていく上での中心任務だとの考えを示しました。
温家宝首相は、「各加盟国は、政策的な指導、資金の保証、情報サービスの提供などに必要な条件を作り出し、経済協力により多くの結果をもたらすべきだ。また、各国は多くの方式による資金不足問題の解決をはかり、緊急救済と伝染病抑制での協力を強め、医療衛生協力メカニズムの確立を模索しなくてはならない」と述べました。
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