北京五輪組織委員会の湯小泉副委員長(中国パラリンピック執行委員長)は5日、オリンピックおよびパラリンピック開催期間中、北京は世界各国からの選手や観光客を迎えますが、その中には障害を抱えた人も多いとした上で、「北京、北京以外、あるいは外国からの障害者の競技参加と観戦をサポートするため、北京をバリアフリーの街にすることに全力をあげたい」との考えを示しました。
パラリンピックの期間中、選手には車イスで乗り降りできる車両が用意され、観客にはバス、電車、レール交通、地下鉄など公共交通の利用が呼びかけられます。北京五輪組織委員会パラリンピック部の張秋平部長によりますと、北京市政府は新設の地下鉄駅をすでにすべてバリアフリー設計しているほか、およそ46ある地下鉄駅の施設をバリアフリーに改造しています。古い地下鉄の駅はどのように改造するかを現在検討中で、2008年には健常者も障害者もすべて北京の公共交通を利用して競技場や体育館にスムースに行くことができるようになるといいます。
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