中国国際放送局紹介 日本語部紹介
Home
映画「ゲド戦記」、原作者がHPに批判的「感想」
   2006-08-24 21:56:08    cri
 公開中の映画「ゲド戦記」について批判的な「感想」を原作者のアーシュラ・K・ル・グウィンさん(76)=米国在住=が自己のホームページに掲載し、話題を呼んでいます。

 「ゲド戦記」は、68年~01年にかけて出版された全6巻のファンタジー。多島世界アースシーを舞台に、魔法使いのゲドや王子アレンが、世界の均衡を回復するために奮闘する姿などを描きます。「千と千尋の神隠し」などを製作したスタジオジブリが原作者の許諾を得て、アニメ映画化。宮崎駿監督の長男・吾朗氏が監督し、7月29日に全国公開されました。

 ル・グウィンさんは「Gedo Senki」と題した文章の中で、「8月6日にアメリカで完成した映画を見た」とした上で、「絵は美しいが、急ごしらえで、『となりのトトロ』のような繊細さや『千と千尋の神隠し』のような力強い豊かなディテールがない」「物語のつじつまが合わない」「登場人物の行動が伴わないため、生と死、世界の均衡といった原作のメッセージが説教くさく感じる」などと記しました。また、原作にはない、王子が父を殺すエピソードについても、「動機がなく、きまぐれ。人間の影の部分は魔法の剣で振り払えるようなものではない」と強い違和感を表明しています。

 一方、菅原文太さんが吹き込んだゲドの声と挿入歌の「テルーの唄」については「特に良かった」としました。

 スタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーは「原作者の感想として素直に受け止めています。ただ、僕らは原作の精神を生かしたつもりです。この映画には賛否両論があるが、楽しんで見てもらえればそれが一番です」と話しました。

 配給している東宝によると、8月20日までの観客動員数は421万7000人だということです。

「人民網日本語版」より

映画
v 中国、風景区でのロケ撮影を制限 2006-05-13 15:47:11
v 700本映画、上海映画祭に出品 2006-05-11 16:10:02
v チャン・イーモウ監督、北京五輪へ全力 2006-05-09 14:01:52
v 中国映画祭、ワシントンで開催 2006-04-18 14:43:54
v 『ターミネーター4』にシュワルツェネッガー知事?! 2006-04-13 10:42:16
v 高倉健、北京映画学院客員教授に招かれる 2006-04-11 15:42:33
  • 今日のトップニュース
  • 今日の国内ニュース
  • 今日の国際ニュース

  • • 基礎中国語
     皆さんは、ここで中国語と日本語に耳を傾け、フラッシュによる動画を楽しみながら、中国の風習や伝統文化を思う存分味わうことができます……

    • 「北京ワクワク」の購入について
     中国語講座「北京ワクワク」(上巻と下巻)のテキストは、日本の皆さんが初めて中国語会話を学習するための入門編です……
    |  link  |  E-メール  |