サウジアラビアのスルタン第二副首相は15日、西部都市ジッダで、中国の孫必幹中東問題特使と会談し、サウジアラビアと中国の関係、レバノン・イスラエル情勢について意見を交換しました。
孫必幹特使はその際、「国連安保理の1701号決議の採択は、レバノン・イスラエル問題を政治的に解決する上ではスタートとなった。国際社会は、レバノン・イスラエル問題を政治解決の軌道に乗せるため、引き続き努力し、安保理決議の効果的な実施を確保すべきである」と述べました。
これに対し、スルタン第二副首相は、中国との関係発展を重視しているサウジアラビア政府の立場を表明し、国際問題で正義を主張する中国の立場を高く評価したあと、「各方面は、安保理の1701号決議を真剣に遵守すべきである。レバノンの民兵組織ヒズボラの問題は、レバノンの内政問題であり、レバノンの政府と国民が解決すべきだ」と述べました。
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