西部地域が欧米人観光客の人気を集めています。四川省の観光地・九寨溝では、欧米からの観光客が美しい自然の中をそぞろ歩く姿が数多く見られます。同省甘孜蔵族自治州の探検ツアーや蔵(チベット)族居住地域の文化観光なども、ますます人気を集めています。
これまで外国人観光客の人気旅行先トップは北京と上海で、四川省などは「二番手」でした。中国の旅行関係者によると、西部の各地方政府などによる海外でのアピール活動の強化や、交通や観光に関するインフラ設備の充実に伴い、欧米観光客の中で西部の人気が高まっています。
四川省観光局の責任者によると、欧米人向け市場の開拓のため、同省政府は昨年8月、「四川省への外国人観光客の急速発展のさらなる推進に関する通知」を公布。航空ネットワークの整備、新たな販促モデルの開発、観光環境の改善など多様な措置を打ち出して、外国人観光客の誘致を同省観光業の「戦略の中心」に据えました。これらを踏まえ、同省は2006年を「外国人観光年」と位置付けています。「人民網日本語版」
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