世界銀行が15日に発表した報告書によりますと、中国政府のマクロコントロールの影響によって、今年の下半期、中国経済の成長率は鈍化する見込みです。
世界銀行はこの報告書で、経済の過熱を防ぐため、中国政府は適度な貨幣緊縮政策の実施や、投資プロジェクトの規制、資本流出の制限などの措置を取っており、その効果が現れつつあります。このため、世界銀行は、「今年の下半期、投資と輸出が中国経済の成長に果たす役割はしだいに減り、去年の同じ時期より成長率は下がって10%以下になるもの」と見ています。