レバノンのヒズボラ（神の党）武装勢力が12日、イスラエルとの国境地区でイスラエル軍に襲撃を加えたことに対し、イスラエル内閣は、軍に対し行動計画を制定する権限を与えました。

　イスラエルのオルメルト首相はこの日、「レバノンのヒズボラの襲撃は、戦争行為だ。レバノン政府はこの事件に対して全責任を負うべきである」と述べました。

　一方、レバノン政府は、ヒズボラの襲撃行為に対して責任を負うことを拒否し、「政府は、ヒズボラの行動を知らないが、国連を通じてイスラエルと交渉を行い問題を解決する用意がある」との立場を表明しました。