アフリカを訪問中の国連のアナン事務総長は29日、その報道官を通じて声明を発表し、現在の危機を解消するよう、パレスチナとイスラエルに呼びかけました。
アナン事務総長は声明の中で、最大の努力を払って拉致したイスラエル軍兵士を釈放し、イスラエルに対する襲撃活動を止めるようパレスチナに呼びかけると同時に、イスラエルに対し、自制を保ち、国際人道主義法を守り、民間用インフラ施設を破壊しないよう呼びかけました。
アナン事務総長は、「ガザ地帯の人道主義状況の悪化を避けるため、イスラエルは医薬品、食品、燃料などの生活必要品がこの地区に入ることを許可すべきだ」と述べました。
シリアのオタリ首相はこの日、イスラエルの戦闘機がシリアの領空を侵犯したことを非難し、「シリアはいかなる侵入にも抵抗する」と強調しました。アラブ連盟も、「イスラエルが捕虜になった兵士の救出を口実にパレスチナ人への侵略をエスカレートさせている」と非難しました。
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