中国では黒竜江省と内蒙古東北部は、ロシアとの貿易で重要な通商地となっていますが、これまでに鉄道、道路、水運、空路などルートによるロシアへの立体輸送網が出来上がっています。
中国東北のハルビ市で開催された中露国境地区輸送協力シンポジウムでは、黒龍江省からロシアへの鉄道距離は4000キロに、水運距離は3000キロ近くに達し、空路は12本開設されていることが明らかになりました。
そして道路輸送網としては、ハルビン、チチハル、満州里からの4大ルートが開通しており、これらルートは中露間の貿易だけではなく、北東アジア地域全体を結ぶ重要な貿易ルートとなっています。
中国とロシアの経済協力と貿易には大きな潜在力があり、去年、双方の貿易額は290億ドルを超えました。
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