上海協力機構第6回首脳会議は15日、上海で開催されました。中国の胡錦涛国家主席は会議後の共同記者会見で、「会議は相互信頼を強め、団結を促進し、協力を深める目的を達成し、円満な成功を収めた」と述べました。
上海協力機構の加盟6カ国の国家元首、オブザーバー国4カ国の元首或いは政府代表、同機構の張徳広事務局長及び議長国のお客であるアフガニスタンのカルザイ大統領らが、当日の会議に出席しました。
胡錦涛国家主席は会議を主宰し、講演を行いました。この中で胡主席は、上海協力機構における中国の政策と主張を全面的に述べた上で、同機構の発展を推進し、この地域を恒久的で、平和的かつ共同繁栄の調和のとれた地域に築き上げるよう提案しました。
会議で発表された共同コミュニケは、「テロリズム、分裂主義、過激主義の脅威と麻薬密輸の取締りは依然として、上海協力機構の優先的な活動である」と述べています。各加盟国はまた、エネルギー、情報技術、交通の分野の協力を優先的に行うことで合意しました。
会議の後、胡錦涛国家主席はロシアのプーチン大統領と会談しました。双方はそれぞれの国で行なわれる中国年とロシア年のイベントを立派に行い、両国関係をさらに発展させることで合意しました。
また、国連のアナン事務総長は当日、上海協力機構第6回首脳会議に祝賀メッセージを送り、上海協力機構発足5周年を祝いました。
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