1995年に、陝西省淳化県で、郭青梅さん一家の家屋が大雨に襲われ、倒壊しました。その事故後、長女の王燕さん(23歳)、と次女の王芮さん(17歳)は、それぞれ風邪を引き、少年型脊椎筋肉萎縮症にかかり、半身不随となりました。
1999年、母親の郭さんは、2人の娘を連れて北京の有名な病院の医師に見てもらいましたが、高額の医療費を払えないため、やむを得ずふるさとに帰りました。2000年に、徒歩で、もう一度娘たちを北京につれていくという大胆な考えが浮かびました。娘たちと相談してから北京に向かっていました。
北京へ向かう途中、娘の学習を中断させないために、夏休みと冬休みの期間だけ、郭さんは、王燕さんの座る車椅子を押して、王芮さんを背負って、徒歩で北京に行きます。夏休みと冬休みが終わって、郭さんは、娘を通りかかった各地の学校に入学させ、自分が飲食店などでアルバイトをしながら、次の学校の休みを待ちます。そうして、親子3人は、これまで5年間をかかり、河南省や河北省を通って、2005年8月にやっと北京に着きました。今の主治医によりますと、王燕さんと王芮さんの病状が悪化しているため、完治するまでには、それぞれ30万元と15万元ぐらいの治療費がかかるとのことです。(翻訳:ハルオ)
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