これまでの5年間、中国では、人工による降雨や降雪など人工作業の規模が世界一となりました。

　気象災害を防止するため、気象部門は科学的手段を通じて、局部地区で人工作業による降雨量と降雪量を変え、また雹、霧や霜の防止に力を入れています。

　関係者によりますと、この5年間、中国の24の省、自治区と直轄市では飛行機のよる人工降雨が行われ、その面積は300万平方キロにわたり、降水量はあわせて約2100億立方メートルに達しました。

　なお、中国は世界でも気象災害が多発し、旱魃がひどい国の一つです。人工降雨は、旱魃や雹害による国民経済、特に農業生産に対する損失を減少し、水不足の緩和などに大きな役割を果しています。