笹川日中友好基金は2001年以来「日中若手歴史研究者会議」を組織し、日中の1960年代以降生まれの若い世代の研究者を中心とした中日関係史の勉強会や国外研究者の招聘、国際シンポジウムの開催などを行ってました。
5年間の共同研究の成果として、この5月下旬東京大学出版会より、「国境を越える歴史認識ーーー日中対話の試み」(劉傑/三谷博/楊大慶[編]笹川平和財団助成)が出版されました。中国語版も中国社会科学院・社会科学文献出版社より近日中に刊行予定です。
本書は近現代の中日関係史を形成し争点となってきた事件・問題について、それぞれの視点から整理し、共通理解への道筋を探ったものです。
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