中国の胡錦濤国家主席は1日夜、アメリカのブッシュ大統領と電話会談を行い、双方は、両国関係やイランの核問題について意見を交換しました。
胡錦濤主席はその際「4月に、アメリカを訪問した際、ブッシュ大統領と、21世紀の中米の建設的協力関係の構築について共通認識に達した。これは両国関係にとって重要な意義がある。私はブッシュ大統領と共に、両国関係の健全かつ安定的な発展を推進させたい」と述べました。
これに対し、ブッシュ大統領は「胡錦濤主席のアメリカ訪問は非常に成功だった。我々は電話会談などを通して、両国の戦略的な協力について、意見を交換することが出来る。私は胡錦濤主席と再会し、両国関係の発展について意見を交わすことを期待している」と述べました。ブッシュ大統領はまた、イランの核問題についての立場を説明し「アメリカは外交手段による問題を解決する決意だ」と表明しました。
これに対し、胡錦濤主席は、「中国は国際的な核拡散防止のための仕組みを維持し、外交ルートによる交渉で、イランの核問題を解決するよう主張する。我々はアメリカが外交ルートを通じてイランの核問題を解決するという立場を歓迎し、アメリカがその交渉に参加することを歓迎する」と述べました。
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