胡錦濤国家主席は28日、モンゴルのエンフバヤル大統領と人民大会堂で会談した。両氏は、両国による各分野での互恵協力のさらなる強化や、両国の善隣と相互信頼によるパートナーシップの一層の発展推進について、重要な共通認識を形成した。
胡主席は、モンゴルとともに次の4つの方面から両国の善隣友好と互恵協力を深めていきたいと述べた。
(1)両国のハイレベル間や各階層による対話と交流を強化し、両国の議会間、政府間、政党間の友好交流を拡大し、相互理解と相互信頼を絶えず深め、ずっとよき隣国、よき友人、よきパートナーの関係を続けていく。
(2)資源開発とインフラ建設を重点とし、二国間の互恵協力を展開する。協議で決めた協力プロジェクトを迅速に実行し、優位性で不足点を補い合い、潜在力を引き出す。両国のエネルギー・交通・通信などでの協力を強化し、新たな協力の方式・モデルを積極的に模索する。中国は、実力と信頼の高い企業や、中国北部の省がモンゴルと協力を行い、相互両得、共同発展の実現を目指すことを支持する。
(3)人文分野での交流と協力を拡大し、両国の善隣と相互信頼によるパートナーシップの内容を豊かなものにする。さまざまな形での文化交流活動をより多く実施し、教育、観光、環境保護、災害救助、衛生防疫などの分野での協力を強化する。
(4)国際・地域問題における両国の協力を保ち、東アジアの平和と発展をともに促進する。中国は、モンゴルが上海協力機構のオブザーバー国として、同機構でプラスの役割を果たすよう支持する。また、モンゴルが東北アジア協力やアジア地域協力のプロセスに積極的に参加することを支持する。
(編集SN)
「人民網日本語版」
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