国連食糧農業機構の高官は15日、インドネシアの首都ジャカルタで、「鳥インフルエンザがインドネシアで引き続き拡大しているため、パプアニューギニアなどの近隣諸国でも発生する可能性が増大している」との懸念を示しました。
この高官は、食糧農業機構の第28回アジア太平洋地域会議の席上、先月インドネシアのパプアで鳥インフルエンザが発生したと述べた上で、「もしこれが隣のパプアニューギニアに入ると、南太平洋諸国も危険にさらされる恐れがある」との考えを示しました。
WHO・世界保健機関の検査結果によりますと、インドネシアではすでに35人がH5N1型鳥インフルエンザに感染し、そのうち26人の死亡が確認されたということです。
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