ADB・アジア開発銀行は15日、経済評価報告を発表し、「国際市場の原油価格の高騰は、アジア諸国の経済発展にひどい脅威をもたらした」と述べています。
この報告は、「原油価格の高騰がアジア諸国の経済にもたらす影響は現在顕著になっていないが、潜在的な脅威は非常に厳しい。もし、原油価格が引き続き上昇するならば、アジア諸国の経済は危機に直面するだろう。国際原油価格の上昇は、アジア諸国の経済成長率の低下や総合物価指数の上昇を引き起こす可能性がある。一方、アジア諸国の中央銀行はデフレ政策を取って物価の上昇に対応するならば、投資に使われる通貨を大幅に減少させ、これによって、もっと大きな危機を招くに違いない」としています。
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