中国は今年の11月から、長江の中流と下流に生息しているカワイルカに対して全面調査を行うことになりました。これは、1999年から7年ぶりの全面調査です。
伝えられるところによりますと、今回の調査はスイスのカワイルカ保護基金が資金を提供し、中国科学院水生生物研究所などによって行われるものです。今年の初め、中国、アメリカ、イギリス、スイスなどの国の専門家は長江について、9日間に亘る調査を行いました。専門家は今回の調査にもとづいて、11月の全面的調査のために長江の環境に適した新たな調査方法を決めるということです。
カワイルカは長江の中流や下流に生息しており、世界で生き残っている4種類の淡水イルカの一種です。これは中国特有の珍しい水生哺乳動物で、世界で危険に瀕している物種の一つでもあります。
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