欧州委員会のワルドナー対外関係担当委員は7日、エジプトの首都カイロで記者会見を行い、「国際的な援助を直接パレスチナ人民の手に届けるようにするため、中東問題関連四者の国連、EU、アメリカ、ロシアは、国際的なパレスチナ援助体制を確立することを検討していく」と述べました。
ワルドナー委員は7日、エジプトのムバラク大統領と会談を行った後に記者会見を行ったもので、この中で、ワルドナー委員は「パレスチナのイスラム原理主義組織ハマスが『イスラエルを認め、これまでのパレスチナ・イスラエル和平協定を受け入れ、暴力を放棄する』という三つの原則を拒否しているから、EUはハマス政権への財政援助を中止した。しかし、パレスチナ人民への援助は停止していない」と語りました。
ワルドナー委員はまた、「現在のパレスチナ情勢に対して、イスラエルとパレスチナはいずれも責任を負わなければならない。ハマス政権は三つの原則を受け入れるべきで、一方イスラエルは差し押さえたパレスチナの税金を返すべきだ」と指摘しました。
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