WTO・世界貿易機関のラミー事務局長が、多角的貿易交渉(ドーハラウンド)で見られたこう着状態を打破するよう各加盟メンバーに呼びかけました。
ラミー事務局長が1日ジュネーブで開催されたWTO会議で、「WTOの加盟メンバーは4月30日までに農業と非農産物市場への参入について初歩的な協議に達することができなかったことから、国際社会は失望感を覚えた。しかし、これは失敗ではない。加盟メンバーがこの失望感を交渉を進める決意に変えるよう期待している。今の急務は農産物と工業製品の関税削減でいち早く一致に達することだ」と述べました。
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