ドーハラウンド農業交渉グループの責任者ファルコナー氏は13日、ジュネーブで、WTO・世界貿易機関の各加盟国に書簡を出し、各国が農業交渉を推進するためいっそう努力するよう呼びかけました。
交渉のスケジュールに基づき、今月の18日から21日まで新ラウンドの農業交渉を行い、その後にハイレベルの交渉が行われます。これについてファルコナー氏は各国が4月30日までにこの2回のチャンスを逃さずに農業交渉を推進していくよう呼びかけました。
いま、ドーハラウンド農業交渉と非農産物交渉はいずれも難局に陥っており、農産物の市場参入条件を改善するよう求めた発展途上国の要求に対し、先進国は工業製品市場やサービス分野をさらに開放するよう発展途上国に求めているものです。
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