4月26日の「世界知的財産権デー」に合わせ、「2006年中国知的所有権保護サミット」が北京で開かれました。これは、「中国知的所有権保護成果展示会」に続いて、「知的所有権保護宣伝週間」イベントのもう一つのPR活動です。
中国共産党中央政治局の委員でもある呉儀副首相は、国務院を代表して、このサミットの開催に祝賀の電報を送り、国内外からやってきたサミットの出席者に歓迎の意を示しました。
電報の中で、呉儀副首相は、「知的所有権の保護は、技術開発の推進、社会の繁栄と持続可能な発展の実現に合うもので、多くの国が注目している問題だ」とした上で、「『自主・開発・発展』をテーマとしたこのサミットは、中国、さらには世界の知的所有権の保護に積極的な役割を果たすと信じている」と述べています。
「中国政府は、知的所有権の保護をかなり重視しており、それを進めるため、各国と協力していきたい」との意向を示しました。
また全国人民代表大会常務委員会の許嘉ロ副委員長は、「知的所有権の保護体制を整え、社会と経済の発展を進めよう」というテーマの基調演説を行いました。
このサミットでは、参加者が知的所有権に関する交流と協力の強化について話し合うほか、社会と経済の発展における知的所有権保護の役割、各国の知的所有権の保護対策、および中国企業の知的所有権の活用などが議題となっています。
このサミットの開催に合わせ、「中国知的所有権保護ウェブ」もオープンしました。
(訳:斉鵬)
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