国連安保理は27日、選挙後のハイチ情勢をめぐって一般討論を行い、国際社会は、ハイチの復興を支持すると表明しました。

　アナン事務総長はその挨拶で、ハイチを民主的で安定した国に建設するため、引き続き援助を提供するよう国際社会に呼びかけると共に、国連ハイチ安定化派遣団をハイチに駐留させるのは必要であると述べました。

　中国の王光亜国連大使はその発言で、選挙の順調な実施と政治プロセスの完成は、ハイチが平和的に復興するための第一歩であり、これからの道はより厳しいと指摘したあと、国際社会は、ハイチを援助する際にハイチ側の主張も重視すべきだと述べました。