イラク国民議会は22日、新政府の主な指導者を選出し、民族が団結した政府の発足に向け重要な一歩を踏み出しました。
それによりますと、イラク移行政府のタラバニ大統領は続投となり、新政府の大統領に選ばれました。その後、タラバニ大統領は議会の承認を得て、シーア派政党のジャワド・マリキ氏を首相に指名しました。イラク基本法によりますと、マリキ氏は首相指名から30日以内に組閣して、閣僚名簿を議会に提出することになります。
また、イラク国民議会は、スンニ派のマハムード・マシュハダーニ氏を新議長に選びました。
これに対し、アメリカのライス国務長官は22日、これは、イラクの民族団結政府の樹立における重要な一里塚であると、歓迎の意を表しました。また、「イラク政府にとって、異なる宗派の対立の解消と国内治安の回復は、依然として最も重要な任務だ」と強調しました。
また、アメリカホワイトハウスのマクレラン報道官は22日、イラク人民が民主的プロセスで進展を遂げたことに感銘を受けているという、ブッシュ大統領の談話を発表しました。
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