国際市場の原油価格の高騰などにより、中国各地のタクシー業界は困難に陥り、厳しい運営状況となっています。そこで、タクシー運賃を上げようと、という動きが出てきました。北京市関係管理部門はタクシー運賃を現在の一キロ1.6元から一キロ2元に改めることについて近く、公聴会を行うことになりました。
中国社会調査所はこのほど、北京市のタクシーの運賃調整に関する調査報告を発表し、それによって、大多数の北京市民は現状価格を維持すべきだと主張していることが分かりました。調査によりますと、93%の市民は頻繁に、或いは時々タクシーを利用すると答え、その半分の人は毎月、タクシー代が500元以上に達するということです。タクシー運賃の値上げは生活に大きな影響を与えるため、約7割以上の人は反対の意見を示しました。
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