イラン問題の解決が行き詰まっている上に、ナイジェリアの原油採掘情勢やアメリカの石油在庫量の減少などに影響されて、世界の原油価格は30日、全面的に上昇し、ニューヨーク市場の原油先物価格は2ヶ月ぶりの高値を記録し、67ドルを突破しました。
イランはOPEC・石油輸出機構の2番目の大国ですが、イランの核問題の前途が楽観視出来ず、イラン核問題のエスカレートを懸念している国際社会の不安が石油市場に大きな影響を及ぼしました。
アフリカ最大の石油生産国ナイジェリアでは、これまでの4ヶ月間に、石油施設に対する武装力の襲撃によって、その原油採掘能力が25%低下しました。
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