中国の胡錦涛国家主席は20日ワシントンで、アメリカのチェイニー副大統領やスティーブンス上院臨時議長、国家安全保障担当のハドレー大統領補佐官とそれぞれ会談を行いました。
チェイニー副大統領と会談した際、胡錦涛主席は、「私とブッシュ大統領は、中国とアメリカは世界で重要な影響力を持つ国であり、幅広い共同戦略的利益を有すると見ている。新しい国際情勢の下で、双方は21世紀における両国の建設的な協力関係を全面的に推進し、アジア太平洋地区と世界の平和、安定、繁栄を促進するために貢献していくべきだとの点で一致に達した」と述べました。
これに対して、チェイニー副大統領は、「米中間の戦略的関係の樹立を支持する」と述べました。
スティーブンス議長と会談を行った際、胡主席は、「中国はアメリカ議会との交流を高度に重視しており、アメリカ議会が両国の民間交流を促進し、両国国民の相互理解と友情を深める面で新たに寄与するよう希望する」と語りました。
アドレー補佐官との会談で、胡主席は、「中国とアメリカはいずれもその利益にかかわるだけでなく、双方は建設的な協力者でなくてはならない。中米関係の健全で安定した発展は両国国民に幸せをもたらすと同時に、世界各国人民にも幸せをもたらす」としています。
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