イランのモッタキ外相は16日テヘランで、イランは核問題の外交ルートを通じての解決をなおも希望しているとの姿勢を表明しました。
これは当日イランを訪問したマレーシア議会議員と会談した際のべたもので、モッタキ外相は、「イランはいま、国際原子力機関との協力やその他外交方式を通じて、核問題解決途上に見られた当面のこう着状態を打破しようとしている。核の平和利用はイランの国家利益であり、この点でイランが譲歩すれば、西側の一部諸国は、イランへの圧力を他の非同盟諸国にいち早く転換するだろう」と述べた上で、いま中東地区であたらな危機を作りださないようアメリカに警告しました。
シリアを訪問したイランのラフサンジャニ元大統領も、アメリカのイランへの軍事行動は、中東地区の安定に不利であり、アメリカ自身の利益にも符合しないとの考えを示しました。
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